皆さんこんにちは。フェクセルです。
今回は多機能な動画変換ソフト「FonePaw スーパーメディア変換」をご紹介したいと思います。
このソフトは動画変換だけではなく、他に大きく4つの機能が搭載されています。それらの機能が
- 動画&音声の編集機能
- ビデオプレイヤーとして使える機能
- DVDリッピング機能(ただし自作のDVDに限る)
- 動画サイトから動画をダウンロードする機能
です!動画変換ソフトにしては十分すぎる機能です。
もちろん、メインの動画変換機能も多種多様なフォーマットに対応していたり、ハードウェアエンコード機能も備えていたりと充実しています。
今回はこの「FonePaw スーパーメディア変換」のWindows版をレビューしていきたいと思います。
動画変換
さまざまなフォーマットに対応
「FonePaw スーパーメディア変換」はさまざまなビデオフォーマットに対応しています。下記に対応フォーマットを示します。非常に多くのフォーマットに対応しておりますので、フォーマットについて困ることはないでしょう。
種類 | フォーマット |
---|---|
ビデオ | MPEG4(.mp4等)、AVI、MKV、3GP(.3gp等)、MJPEG(.mjpg等)、MOV、DV(.dv等)、Real Media(.rm等)、MOD、MPV、TOD、WMV、TS、FLV |
HDビデオ | HD TS、MPEG4 HD、WMV HD、MTS、HD M2TS、HD TRP、MOV、HD TP、MPEG2 |
オーディオ | AAC、AIFF、CUE、FLAC、M4A、WAV、WMA、Ogg、SUN AU、MP3、Raw AC3、Monkey’s Audio、Real Audio |
また、出力も多くのフォーマットに対応しています。詳しくはFonePawスーパーメディア変換の対応動画形式で確認できます。
動画変換の操作性
動画変換のUIはシンプルで非常に使いやすくできています。
動画を入力するにはエクスプローラーから動画ファイルをドラッグアンドドロップするだけです。
動画の出力フォーマットを選ぶときは下の画像で示したボタンをクリックします。出てきたウィンドウからフォーマットが選択できます。
性能
今回は体験版での利用のため簡易的に動画変換の性能を見てみました。
使用した動画はこちらのサイトで公開されているフリーの動画です。容量は683.7MBあります。なお音声はありません。
動画時間は30秒ですが、体験版のため15秒のみの変換となります。
MOV形式からMP4(H.264;ビットレート1200kbps)に変換してみました。
所要時間は11秒で、容量は2.05MBになりました。
割と良い結果だと思います。
HandBrakeとの比較
比較としてHandBrakeで出来るだけ同様の設定にして変換を行ってみました。
結果は以下の通りです。
スーパーメディア変換は15秒動画なのでHandBrakeの半分の時間・容量になっていますが、それを考慮してもスーパーメディア変換のほうが若干性能の良い数字になっています。
スーパーメディア変換 | HandBrake | |
---|---|---|
所要時間 | 11秒 | 27.35秒 |
容量 | 2.05MB | 4.26MB |
CUDA
「FonePaw スーパーメディア変換」はなんとCUDAやAMD APP、Intel QSVなどのハードウェアエンコーディングにも対応しています。
今回はCUDAを試してみました。
使用環境は以下の通り。
CPU | Intel Core i5 4590 |
GPU | NVIDIA Geforce GTX 670 |
メモリ | 32GB |
結果は以下の通りです。予想に反して普通にエンコードするより若干容量が少なくなりました。
これは動画の再生時間が少ないから差が出にくいということもあると思いますが、かなりCUDAの性能が良いということも言えそうです。
所要時間 | 11秒 |
容量 | 1.90MB |
動画編集
「FonePaw スーパーメディア変換」には様々な動画編集機能があります。使える機能は下記の通りです。
- 回転
- 3D効果
- クロップ
- 効果(輝度・コントラスト・彩度・色相)
- 強化(高解像度・輝度、コントラスト調整・ビデオノイズ除去・手ぶれ補正)
- ウォーターマーク
- 動画・音声の切り取り・結合
今回はこの中でも動画強化機能をレビューしたいと思います。
動画強化機能
動画強化機能では動画の高画質化や輝度・コントラスト調整、ビデオノイズ除去、手ぶれ補正を自動で行ってくれます。
非常に便利な機能なので試してみました。
今回は輝度・コントラスト調整、ビデオノイズ除去を適応してみました。
修正後は程よくコントラストが調整されました。個人的には修正後のほうが好みです。
オンライン動画ダウンロード機能
「FonePaw スーパーメディア変換」にはYoutubeなどの動画サイトから動画をダウンロードする機能もついています!
ダウンロード機能を利用するにはホーム画面の「ダウンロード」ボタンを押しURLを貼り付けるだけです。
良い点・惜しい点
良い点
- UIがシンプルで使いやすい
- 対応している形式が多い
- 輝度調整やクロップ、切り取り・結合など編集機能が充実している
- 動画ダウンロード機能がついている
- 自作DVDのリッピング機能がついている
惜しい点
ほとんど弱点はありませんでしたが、Mac版を使ってみて感じたことを記します。
Macでもハードウェアエンコードを!
このソフトは、MacではQSVなどのハードウェアエンコードが使えません。確かにMacではハードウェアエンコードに対応しているソフトが少ないのが実情ですが、有償のソフトなので出来れば対応していただきたいと思いました。
また、Mac mini(2019年モデル)から追加されたT2チップでのH.265エンコードに対応してくれたら面白いと感じました。
終わりに
今回は「FonePaw スーパーメディア変換」のレビューをさせていただきました。
このソフトは多機能で使いやすい動画変換ソフトで好感が持てました。
最後に「FonePaw スーパーメディア変換」の体験版ダウンロードリンクと操作ガイドページを紹介します。
本記事はFonePaw様からのレビュー依頼を得て執筆いたしました。
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