Opera v53安定版がリリース。Operaの良い所悪い所も紹介!

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2018/05/10にOpera 53の安定版がリリースされました。  今回はマイナーな機能の追加にとどまるようです。

今回は更新情報にはせてOperaの良いところ悪いところも個人的な意見としてご紹介していきたいと思います!

追加された機能

  • タブを大量に開いた際にタブを押しやすくなった
  • アドレスバーハイライトの追加
  • Chrominium v66.0.3359.139へのアップデート

タブ周りの改善

従来ではタブを大量に開いたときに下図左のようにファビコンが左右から潰されたような形で見えにくくなっていましたが、v53からはファビコンがしっかり見えるように改善されたようです。
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Operaってどうなの?

Operaについて

Operaはノルウェーに本拠地を置くOpera Software ASAにより開発されているブラウザです。日本にもオフィスを構え、日本語版への対応も充実 しています。

また、v12までは独自のブラウザエンジンPrestoを使用しており、そのカスタマイズ性の高さから熱狂的なファンまでいました。現在はChrominiumベースのブラウザとして開発が進められています。

良いところ

豊富な拡張機能

Operaでは「Operaアドオン」という形で拡張機能を導入することができます。アドオンのページを見ればわかりますが、その多さは一目瞭然です。そして、「Install Chrome Extensions」というアドオンを入れるとChromeの拡張機能も導入することができます! Operaでは拡張機能にこまることはまずないでしょう。
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拡張機能サイドバー

OperaはChromeと違って拡張機能のサイドバーが存在します。これを利用すればツリー型タブなどを画面横に設置することができ大変便利です。ただし、v51ごろからボタンがWindows98を彷彿とさせる用なエンボスがかかったデザインに変更(バグ?)になってしまったのが残念なところです。
sidebar

標準で高性能な広告ブロックを装備

Operaには標準で高性能な広告ブロック機能が装備されています。
OperaソフトウェアによるとChromeより2倍程度高速に動作するそうです。
adblock_speed

また、仮想通貨マイニング防止用のフィルタなど様々な広告ブロックフィルタを備えています。これがあれば他の拡張機能を別途導入する必要はなさそうです。
filter_list

インスタント検索機能

Opera v52で「インスタント検索」と呼ばれるオーバーレイで手軽に検索を行ったりタブの検索を行ったりする機能が追加されました。デフォルトでは「ctrl+space」で下のような検索フォームが出てきます。サイドバーの検索ボタンからも表示できます。
opera_instant

検索すると以下のようにオーバーレイ上で検索結果を見ることができます。新たなタブを開いて検索するより手早く行える機能ですね。
instant_search_opera

その他

他に便利だと思ったのはトラックパッドでのスクロールやスワイプズームが高速でということですね。ChromeやFirefoxなどもトラックパッドでのスムーズなスクロールやスワイプズームを備えていますが、いまいちぎこちない時があります。Operaではそういった部分がある程度払拭されており、Safariに引けを取らないレベル まで改善されています。日常的に使う動作なためこういうところは重要ですね。

他にも「スピードダイアル」や新機能の「Flow」などと言った機能もOperaを特徴づけるポイントです。

良くない点

翻訳がない

Chromeの翻訳機能は大変便利です。英語サイトはプログラミングしてると見なくてはなりませんが、面倒くさいときはいつも翻訳機能に頼っています。ただし、Operaではこの翻訳機能は標準では備えていません!

しかしながら、OperaでもChromeウェブストアにある「Google翻訳」を使えばChromeと同様の翻訳機能を獲得できます。やり方は、まずOperaアドオンの「Install Chrome Extensions」を導入してChromeアプリストアの「Google翻訳」(Link)をインストールします。翻訳するには拡張機能ボタンを押して表示されるポップアップの「このページを翻訳」をクリックすれば翻訳されます。

Operaソフトウェアの親会社があやしい

2016年7月にOpera Softwareは中国の「奇虎360」という企業に買収され、その傘下に入りました。奇虎360は「チーフー サンロクマル」と読むようです。この企業は主にアンチウイルスソフトを開発するIT企業ですがその評判はすこぶる悪いようです。
例えば、最新のウイルスパターンファイルを自作自演していたということで以前話題にもなりました(Link)。また、ライバルのアンチウイルスソフトをウイルスと同様にアンインストールしたという話もあります(Link)。

確かに、Operaソフトウェアは奇虎360傘下といえども別企業として運営されていますので、問題ないとは信じたいですが、懸念せざるを得ないことは事実です。

ただ、近年はニューヨーク証券取引所に上場したり、マイクロソフトとも人工知能分野で協力したりと信頼回復に努めてる印象も受けます。

おわりに

今回はOpera v53の更新情報とともにOperaの良い点悪い点をまとめてみました。
たまには別のブラウザを使ってみると気分転換になるかと思いますので、この機会に是非検討してみてはどうでしょうか。
ちなみに私はVivaldiを使っています(笑)。以前はOperaを使っていたのですがある理由でVivaldiを使い始めました。Vivaldiについても後で紹介していきたいと思います。

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