【初心者向け】anyenvを使ったpyenvのインストール方法

プログラミング
この記事は約5分で読めます。

今回はMacでanyenvを使ってpyenvをインストールし、好きなバージョンのPythonをインストールできるようになるまで説明します。

この記事は初心者向けですので、細かい説明を省いてる部分があります。ご了承ください。

anyenvとは

anyenvは様々な言語のバージョン管理ソフトを一括して管理することができるソフトです。

例えば、Pythonのバージョン管理ソフトであるpyenvやRubyのバージョン管理ソフトであるrbenvなどもanyenvを使って一括で管理できます。

これば便利

anyenvで対応している言語・環境(バージョン管理ソフト)は下記の通り。

  • R(renv)
  • Crystal(crenv)
  • D(denv)
  • Ruby(rbenv, erlenv)
  • Elixir(exenv)
  • Go(goenv)
  • haskell(hsenv)
  • Java(jenv)
  • lua(luaenv)
  • node(nodenv)
  • PHP(phpenv)
  • Perl(plenv)
  • Python(pyenv)
  • sbt(sbtenv)
  • Scalar(scalarenv)
  • Swift(swiftenv)

非常に多いですね。anyenvさえあればいいって感じです。

pyenvとは

pyenvとはPythonのバージョンを簡単に切り替えられるバージョン管理ソフトです。

「バージョン2系から3系に切り替えたい」といったこともコマンド一つで簡単にできます。また、科学計算向けPython環境を提供してくれるAnacondaも簡単にインストールすることもできます

anyenvのインストール

gitを使ってインストール

まずはgitを使ってanyenvを~/.anyenvにcloneします。

git clone https://github.com/anyenv/anyenv ~/.anyenv

次にanyenvの設定をシェルの設定ファイルに記述します。

echo 'export PATH="$HOME/.anyenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(anyenv init -)"' >> ~/.bash_profile

ちなみに、zshを使ってる人は次の初期化コマンドを使ってください。上を使うと「command not found: complete」が出ます。

echo 'export PATH="$HOME/.anyenv/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(anyenv init - zsh)"' >> ~/.zshrc

最後に次のコマンド入力で設定を適用します。

exec $SHELL -l

zshの場合は↓。

exec zsh -l

anyenv-installのインストール

このままではシェル起動時に「anyenv-installがありません」とでるので、「anyenv-install」をインストールしておきます。

次のコマンドを入力してインストールしてください。

anyenv install --init

そうすると

Do you want to checkout ? [y/N]:

と聞かれますのでyを入力してEnterキーを押してください。

動作確認

次のコマンドでちゃんとバージョンが表示されるか確かめてください。

$ anyenv -v
anyenv 1.0.0-4-gbba4c28
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pyenvのインストール

anyenvを使ってインストール

anyenvを使ってpyenvをインストールします。
次のコマンドでpyenvをインストールしましょう。

anyenv install pyenv

次のコマンドでシェルを再起動してください。

exec $SHELL -l 

zshの場合は↓。

exec zsh -l

動作確認

下記コマンドでバージョンがしっかり表示されるか確かめましょう。

$ pyenv -v
pyenv 1.2.7

Pythonのインストール

下記のコマンドを入力することでインストールできるPythonの一覧が出てきます。

$ pyenv install -l
Available versions:
  2.1.3
  2.2.3
  2.3.7
  2.4
  2.4.1
  .
    .
    .

次のコマンドでPythonをインストールできます。好きなバージョンをインストールしましょう。

$ pyenv install 3.6.4

Pythonのバージョンを変える

ここまで終わったら、Pythonのバージョンを切り替えられるようになります
グローバルつまりすべての環境でバージョンを切り替える場合は次のコマンドを入力してください。

pyenv global 3.6.4

ローカル、つまりカレントディレクトリでのPythonのバージョンを切り替える場合は次を入力してください。

pyenv local 3.6.4

動作確認

下記コマンドでバージョンが表示されるか確かめてください。

$ python -V
Python 3.6.4

Anacondaのインストール

Pythonで科学計算向け環境を提供してくれるAnacondaのインストール方法を紹介しておきます。
といっても、普通のPythonを入れるときと変わらず、下コマンドで導入できます。

$ pyenv install anaconda3-5.3.1

次コマンドで切り替えられます。

$ pyenv global anaconda3-5.3.1

おわりに

今回はanyenvを使ってpyenvをインストールしPythonのバージョンを簡単に切り替えられる方法を紹介しました。

pyenv単体でいれる方法もありますが、他の言語のバージョン管理ソフトを一つ一つ入れるのはとても大変なので、anyenvが重宝すると思います。

今後はこの記事をもとにPython関係の記事をたくさん書いていければなと思います。

それでは、また!

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